舛添厚生労働大臣 地元での国民対話集会に出席

今回は地域医療の問題についての対話集会で、地元の有力者や医療問題にかかわっている方々が多く出席しました。

私みたいな本当に一般の人はさほど多くありませんでした。


今回参加してみて第一に思ったことは、医療の現場や医療問題の解決を求めている人たちの声の切迫さを痛感したことです。医師(特に産科)の不足、勤務医の待遇の悪さ、産科医と助産師との連携、お産が安心してできるようにしてほしい、という内容の訴えでした。

舛添厚生労働大臣も「積極的に医療問題を解決していきたい」といった主旨の回答をしていました。その中では「付け焼刃的なことも大事だが、もっと長期的なビジョンを打ち出した上での政策の実行も大事である」とも言っていました。

この考えには私も共感を覚えました。その場その場で施策を実行するのは必要だけれど、質を高めていく為にはある程度時間をかけないといけない部分もあると思います。

でも、実際の現場では、自分たちの努力では限界があり、早期の対策を国や地方自治体に求めているのも事実です。

そこは、国がどう見極め、適正な政策を講じるかが重要であると思います。

今日の集会は非常に有意義なものだと思っています。


ちなみにこの集会の模様は後日、内閣府のホームページで動画配信されるそうです。

それが待てない方や内容を知りたい方は↓から

医師確保へ追加策検討、舛添厚労相が表明 (日本経済新聞)

舛添要一厚生労働相は19日、長野県飯田市で開いた国民との対話集会に出席し、地方の医師不足問題などについて約120人の参加者と意見を交わした。この後の記者会見で厚労相は「地方の医師不足は緊急事態だ」と述べ、産科医を中心とした医師確保の追加策を検討する考えを示した。

 集会では「県の基幹病院の産婦人科がどんどん閉鎖している」などと医師不足の現状を訴える声が続出。厚労相は「問題解消のために全力を尽くしたい」と応じた。

 集会に先立ち厚労相は市立病院を視察。4月から産科医の人数が減るため、実家に帰って出産する「里帰り出産」を制限せざるを得ない現状などについて報告を受けた。

厚労相「内閣全体で医師不足対策を」(TBS Newsi)

地域医療の実情は? 舛添大臣が飯田を視察(NBS長野放送)

舛添厚労相が飯田市立病院を視察(TSBテレビ信州)

「産科医が来ない」過酷な地域医療を舛添大臣に訴え (ANNニュース)

産科医不足 緊急対策を検討へ(NHKニュース)