なでしこジャパン 東アジア選手権初優勝

なでしこ女子公式戦初タイトル!北京へ弾み!…東アジア選手権(スポーツ報知)

◆サッカー東アジア選手権・女子第3戦 中国0―3日本(24日、中国・永川スタジアム) なでしこジャパンが日本女子サッカー史上初の公式大会優勝を達成した。日本は最終戦で中国に3―0で勝ち、3連勝で大会初制覇を飾った。前半19分、43分にFW大野忍(24)=日テレ=が連続ゴールを決め、通算3得点で大会得点王に輝けば、MF沢穂希(29)は大会最優秀選手に選出。日本は北京五輪で目標とするメダル獲得へ向け、弾みをつけた。

 就任約1か月で、なでしこに史上初の優勝をもたらした佐々木則夫監督(49)は「今の段階では良いパフォーマンスができた。やろうとしたことを一丸となって90分間表現してくれた」と納得の笑みを浮かべた。

 引き分けでも優勝だったが、立ち上がりから攻めに攻めた。前半19分、ハーフウェーライン手前の自陣から、右サイドのDF近賀が前線へ低いロングパス。FW永里が右タッチライン際を飛び出してクロスを出すと、FW大野がDFとぶつかりながら先制ゴールを決めた。シュート数は、なんと24本対1本と圧倒。中国ファンで埋め尽くされた会場は、時間とともに静まった。

 04年アテネ五輪ベスト8に躍進した後、勇んで臨んだ05年の前回大会は2分け1敗で3位。3試合ノーゴールだった。それから3年でトップの座に上り詰めた。昨年の中国W杯は、個人の能力を高めることに主眼を置いた大橋浩司前監督下で1次リーグ敗退。そのときのコーチから昨年12月に昇格が決まった佐々木監督は、アテネから継続するメンバーに、中盤4人をほぼ横1列に並べ、まず守備を第一にボールを奪ってから早く攻撃に転じる新たな組織戦術を上乗せした。「マンチェスター・ユナイテッドのビデオを見て取り組んでいる。難しいし運動量が必要」と言う沢は、「悔しい思いをしたW杯のリベンジができた」と、新たなチャレンジの成功に充実感を漂わせた。

 「初のタイトルをこの地で取ったことは一生忘れない。北京へ課題も成果もあり、そういう意味でも五輪へひとつのいい経験ができた」と指揮官。再びこの中国が舞台となる北京五輪でのメダル獲得に、確かな手応えを感じていた。

 ◆沢、大会MVP ○…まさに大会最優秀選手にふさわしい活躍だった。1―0の前半43分、ペナルティーエリア前やや左から左足シュート。左ゴールポストを直撃し、そのこぼれ球で大野が2点目を決めた。初戦の北朝鮮戦(18日)は後半ロスタイムに勝ち越しゴール。2戦目の韓国戦(21日)にも大野のゴールをアシスト。3試合とも疲れを知らない運動量と勝負強さで優勝の立役者となった。


優勝おめでとうございます‼

よっすぃーもさぞ喜んでいることでしょう。

北京でも活躍してほしいですね。