柳本ジャパン ドミニカ共和国を下し 4連勝‼


日本 3−1 ドミニカ共和国

スタメン 竹下 栗原 高橋
     杉山 荒木 木村

リベロ  佐野

交代   大村


柳本JAPAN、ドミニカ下し4戦全勝 バレー五輪最終予選(サンケイスポーツ)

バレーボールの北京五輪女子世界最終予選第4日は21日、東京体育館で行われ、日本はドミニカ共和国に3−1で勝って無傷の4連勝とした。22日の休養日をはさみ、23日の韓国戦に勝てば五輪出場が決まる。

 日本は佐野(久光製薬)の好レシーブから流れをつかみ、第1セットを先制。第2セットを相手の高さに圧倒されて失ったが、第3セット以降にエースの栗原(パイオニア)や高橋(NEC)がリズムを取り戻すと、相手のミスにも助けられて2セットを連取した。

 セルビアもタイに3−0で勝ち、開幕4連勝。ポーランドは持ち味のブロックで韓国にストレート勝ちし、3勝1敗。韓国は2勝2敗となった。


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 速攻の切れ味や強打の破壊力は、相手が一枚も二枚も上だった。日本が勝ったのは組織バレーの精巧性に尽きたが、完成度は低い。柳本監督がアテネ五輪後の4年をかけて「熟成した姿を見せたい」と言ったわりに、内容はパッとしなかった。

 第2セットが象徴的だった。サーブレシーブが乱れて速攻を使えず、ブロックに遭う悪循環に陥った。難局を打開する攻撃力もない。頼みの栗原は鋭さに欠き、杉山は「速さが足りない」と反省したが移動攻撃に迫力はなかった。簡単に7点の大差で落とした。

 4連勝したのは世界ランキング8位の日本と7位のセルビア。6位までの強豪はすでに五輪出場を決め、この予選は「Bクラス上位決定戦」の様相を呈す。日本は昨年のワールドカップで史上最低の7位に沈み、世界の5−8位の「定位置」から抜け出せない。五輪切符のために目の色を変える格下をいなす力量なしに、指揮官らが求める五輪メダルは夢のままだ。

 前夜のカザフスタンに続き、この日もすっきりする勝ち方ではなかった。竹下は「北京でいい思いができるか、悪い流れになるかは今大会次第」と話した。五輪出場を決める場となった23日、宿敵、韓国相手に真の力量が試される。


★大村、ブロッカーとして存在感

 31歳の大村が、セット終盤でのピンチブロッカーとして存在感を見せつけた。

 第1、3セットとここ一番で高さを生かしたブロックが相手を封じ、勝利をたぐり寄せた。「みんなのおかげ。夢中でどこを抑えにいったかも覚えていない」と笑顔で話した。出番は決して多くない。「ラリーを制さないと、コートに居続けることができない。必死です」。新鮮さを失わないベテランのがむしゃらさが、チームにいい影響を与えている。


荒木絵里香の話
もっと前から速攻を仕掛けたい。守備では、相手の止めようがない強打以外のスパイクを、どう処理するかが問題。


◆ミゲル・ドミニカ共和国監督の話
「今大会最悪の結果だった。レシーブやセッターのボール配分が悪く、攻撃も守備も計画通り実行できなかった。ブロックも2セット目以降調整できなかった。」


柳本晶一・日本監督の話
「ぜひ韓国戦で五輪出場を決めたい。苦しい場面もあった中で、よく乗り越えてくれていると思う。一戦一戦、強くなっていると思う。」


栗原恵の話
「本当にみんなに助けられた。感謝している。スタートが悪すぎたので(後半の好調を)次につなげていきたい。いい展開できているので、次も頑張りたい。」


高橋みゆきの話
(レシーブで)「チャンスボールをもっと上げないといけない。毎試合どこかが悪い。次から次に課題が出てくる感じ。」


竹下佳江主将の話
「相手のミスもあったので、いい形に持っていけた。安全策ではなく、攻めていくバレーができたと思う。(出場を決めるまでは)どんなところから流れが変わるか分からないので、気を緩めずにいきたい。」




★韓国、残りの3連戦に懸ける

 韓国は自分たちのペースをつかめないまま、高さとパワーを兼ね備えたポーランドに屈したが、23日の日本戦に向けて意欲的だった。

 李廷哲監督によると、疲労の蓄積した選手を休ませて代わりの選手を起用した。休養日に「しっかり休んで、日本戦からの大切な試合に備えたい」と、残り3戦に五輪出場を懸ける意欲を表現した。

今日は、第2セットに象徴されるように、攻めが甘かったのかなという展開が目立ったように思えました。

そして、相手のミスに助けられた部分も大きかったという感もありました。


その中でも、高橋、木村、栗原らの要所要所の好プレーがピンチをしのいで、第3セットと第4セットを連取し、勝ちをもぎ取り、4戦全勝となりました。

明日は休養日で、あさっては韓国戦です。


どの試合も気は抜けませんが、特に韓国戦は気を引き締めて試合に臨んでもらいたいです。


では、


北京へJUMP!

ガンバレ‼ニッポン!