長野でも食の安全が…


県内130校に事故米でんぷんの卵焼き 県教委が発表(信濃毎日新聞)


県教委は22日、事故米で製造された可能性のあるでんぷんを使った卵焼きなど11品目が、2006−08年度に県内46の小中学校や養護学校、学校給食センターに納入されていたと発表した。

 食品卸のナガキュウ(松本市)と県学校給食会(長野市)からの連絡で分かった。給食に提供された可能性がある学校は計130校に上り、県教委は市町村教委などに、実際に提供されたかどうかや提供時期、個数などを調べて25日までに報告するよう求めた。現時点で健康被害の報告はない。

 11品目は、事故米を転売したとして公表されたでんぷん製造販売業、島田化学工業(新潟県長岡市)のでんぷんをつなぎに使い、食品メーカーすぐる食品(東京)が製造した卵焼きやオムレツなど。

 県教委によると、県内ではナガキュウと県学校給食会が、すでに給食に提供したことが明らかになっている長野市の2つの学校給食センターを含む17の学校給食センターと自校で給食を作っている29校に納入した。

 ナガキュウは学校給食センター17カ所、小中学校22校、養護学校4校に計116回納入。卵焼きは8−10個入りパックを計8616パックとばら売りを5万4548個、オムレツは1587個を納めていた。

 県学校給食会はオムレツだけで、諏訪郡富士見町の本郷小に今年1月に1回・202個、落合小に同1月と4月の2回・計150個、松本市の松本養護学校に同1−8月に6回・計323個を納入していた。

メラミン混入疑いの丸大商品 県内のスーパー13店舗に(信濃毎日新聞)

丸大食品大阪府高槻市)が製造した商品5種類に有害物質メラミン混入の疑いがある牛乳が使われていた問題で、同社から高槻市保健所への報告で、長野県内のスーパー13店舗にも該当する商品が納入されていたことが分かった。同市保健所から長野県食品・生活衛生課に連絡があった。同課は店舗がある地域の保健所を通じ、納入や在庫の状況を調べている。

 該当商品は菓子の「クリームパンダ」と「グラタンクレープコーン」。主に卸業者を通さず、直接納入した商品とみられる。13店舗の名前は明らかにされていないが、すでに撤去した総合小売業ニシザワ(伊那市)やジャスコの県内店舗も含まれるという。

 一方、スーパーのアップルランド(松本市)は22日、会員向け宅配サービスで8月21日から26日にかけ、「グラタンクレープコーン」を計21個販売したと明らかにした。22日朝から購入先への連絡を始め、食べたかどうかなどを確認中という。これまでに健康被害の報告などはないという。

長野市の異臭あん、重金属も検出されず−市保健所発表(信濃毎日新聞)

長野市南高田の菓子製造販売「丸生本店」で異臭がしたあんをなめた従業員2人が嘔吐(おうと)するなどした問題で、市保健所は22日、あんの成分についての精密検査を終え、重金属類は検出されなかったと発表した。

 同保健所によると、検査では、カドミウムや鉛など5種類の人体に有害である重金属が検出されず、ホウ素、銅、亜鉛についても自然界に存在する程度しか含まれていなかった。これまでの調査で農薬成分、有機溶剤、食中毒菌も見つかっていない。

 長野中央署も県警科学捜査研究所であんを詳しく分析している。


一般市民は何を信じて食品を選べばいいのでしょうか。

企業のモラルだけでは収まらない問題ですね。