リニア中央新幹線 JR東海が地元との調整へ


リニアのルートや駅 JR東海の方針は調査報告書に(信濃毎日新聞)

JR東海松本正之社長は15日、名古屋市の本社で開いた定例記者会見で、リニア中央新幹線計画のルートや中間駅の位置について、国土交通省から輸送力や建設費など4項目の調査指示が出た後に長野県など地元との調整に入り、調査報告書に同社としての方針を盛り込みたい考えを示した。

 JR東海などは近く、木曽谷回り(A)、諏訪・伊那谷回り(B)、南アルプスを貫く直線(C)の3ルートについて、いずれも技術的に建設が可能とする地形・地質調査結果を国交省に報告し、同省は年内にも残る4項目の調査を同社に指示する見通し。同省は残る調査も全ルートを対象に行い、比較評価できるデータを示すのが適当としており、併せて十分な地元調整も求める方針だ。

 同社は昨年末、南アルプスを貫く直線ルートを想定し、自費で建設を進めたい考えを表明。Bルートの実現を目指す長野県の村井知事は「県に対し正式な説明もない」と不快感を示している。松本社長は会見で「失礼をしている部分もあるが、地形地質調査の段階では説明する場にない。4項目の調査を見通した後で根拠がないと(地元と)調整できない」と述べた。

 中間駅の設置について松本社長は、リニアの高速特性などを考慮しつつ「地域発展の役割」も踏まえ検討する姿勢を示した。

次の段階に来たという感じでしょうか。

これからの動向を見守りたいと思います。