リニア中央新幹線 県内での動きが活発に

リニア駅見据え、飯田でまちづくり公開勉強会(信濃毎日新聞)

飯田下伊那地方の青年会議所OBらでつくる地域づくり団体「南信州アルプスフォーラム」は11日夜、リニア中央新幹線駅を見据えたまちづくりを考える公開勉強会を飯田市内で開いた。フォーラム側が、県内外の視察結果からリニア駅はJR飯田駅への併設が望ましいと提案。参加者40人余が意見を交わした。

 フォーラム側は、新幹線駅を既存駅に併設した静岡県掛川市と、郊外に新駅を設けた佐久市を比較し、「既存の商圏や中心市街地活性化とのバランスを考えると、飯田駅併設しか可能性はない」と強調。「駅ができれば繁栄するというのは幻想。飯田の自然や文化、歴史を生かし、時間をかけたまちづくりでリニアに備えよう」と呼び掛けた。

 これに対し、会場からは「リニアはもろ刃の剣。乱開発などから地域を守る視点も必要」との意見が出た一方、「駅ができるかどうかをまず心配すべきだ」と誘致運動の強化を主張する声も。県などが諏訪、伊那谷回りの「Bルート」を求めているのに対し、飯田市などが静観している状況に、JR東海が想定する直線ルートを支持する立場から「声を出せない雰囲気は嫌だ。市民が声を上げる機会を」との提案もあった。

 同フォーラムは、今後も専門家を招いた講演会などを企画していく考えという。

リニア新幹線で「Bルート」をJR東海に要望(SBC信越放送・動画あり)

リニア新幹線の実現を求める県や沿線の市町村などがJR東海に対して、諏訪を通過するBルートで建設するよう要望しました。

JR東海の東京本社を訪れたのは、リニア新幹線の実現を求めて県や沿線の市町村などでつくる県の協議会のメンバーおよそ30人で、小坂伊那市長や牧野飯田市長などが参加しました。

非公開で行われた要望で一行は、JR東海の宇野執行役員に要望書を手渡し、諏訪を通過するBルートで建設するよう求めました。

これに対しJR東海側は地質調査の結果、Bルートのほか南アルプスを貫く直線ルートなど、検討されている3つのルートの全てで建設が可能と説明しました。

特定のルートについて言及することはなく、国の指示を待って今後地元との調整に入りたいと答えたということです。


今回はこういう動きがあったということのみで、コメントは特にありません。