宅配便配達員 悲鳴が上がる


宅配便業者「ドア開けてもらえない」 元次官宅襲撃影響(朝日新聞)

元厚生事務次官宅が相次いで襲われた二つの事件後、宅配業者の配達業務に影響が出始めている。ともに犯人が宅配便を装う手口で犯行に及んだ可能性があることから、受取人に警戒されてドアを開けてもらえなかったり、配達人と信じてもらうのに手間取ったりしている。

 ある宅配大手の東京都内の営業店の男性配達員(26)は「事件後、初めて訪ねた個人宅でなかなかドアを開けてもらえなかった」と話す。別の配達員(58)も「カメラ付きのインターホン越しに『差出人は誰? 社員証を見せて。それ、本物ですか?』と不審がられた。通常は荷物の受け渡しに1分もかからなかったのに、身分確認のやりとりだけで数分かかった」という。

 別の宅配業者の配達員(39)は「オートロック式マンションに住む受取人から『管理人に預けておいて』と言われたのが、昨日だけで5件あった。宅配便を装うような手口を使うのは許せない」と憤った。

 佐川急便は19日、本社から各営業店に対し、(1)玄関先で「佐川急便です」とはっきり名乗ること(2)制服をきちんと着用すること(3)求められたら社員証を提示すること、を徹底するよう指示したという。業界最大手ヤマト運輸の都内営業所の総務担当者は「お歳暮シーズンで荷物が増える時期だけに業務への悪影響は大きい」と話す。


こういった事件が起こると、神経質にならざるを得ませんね。

しばらくは警戒心を持たなければならないと思うと、残念でなりません。