なっち@サンスポ


今日のサンスポの日曜の芸能特集「ヒューマン」で、なっちが取り上げられていました。


【ヒューマン】安倍なつみ ハロプロ卒業(サンケイスポーツ)

ソロデビュー5周年を迎えた元モーニング娘。安倍なつみ(27)が12月10日に初ベスト盤「〜Best Selection〜15色の似顔絵たち」を発売する。3日には“育ての親”のつんく♂(40)が、4年ぶりに手がけた新曲「スクリーン」も発売。来年3月の女性アイドル軍団、ハロー!プロジェクトからの卒業を控え、“今”の心境を語ってくれた。


 都内の喫茶店。窓の外では冷たい風が吹く。「こんなに寒いのに汗かいてますけど、大丈夫ですか?」。初対面の記者を笑顔で迎え、甘い口調で場を和ませてくれた。

 −−初のベスト盤発売が近づいた

 「感慨深いですね。日々の生活の中で、自分の歌を聴くことは多いです。i−Podに入れて家でも掃除の時とかに。新しい発見があるんですよ。つんく♂さんが当時の私の心境を書いてくれたソロデビュー曲『22歳の私』を聴くと、今、大人になったかなって」

 −−5年間を振り返り

 「つんく♂さんから違う作家の方々の曲を歌うようになって、ポーンと前に出されたような感じになった。歌の表現も、発する言葉も、自分(の責任)に大きくかかわってくる。すごく悩み、壁にぶつかりました。やりたいものは何だろうって…。2年目くらいですね」

 −−今は乗り越えた

 「大変だったけど、歌を辞めたいと思う瞬間だけはなくて。曲に励まされ、背中を押されるんです。まだまだ頑張れるかなって。それで、ある時、開けましたね」

 −−新曲は4年ぶりにつんく♂が手がけた

 「シャ乱Qの曲みたいで、オーディションのころを思いだしちゃう。今だからこそ、大人っぽい曲をもらえるのかな。生きていくテーマが込められている感じがします」

 −−今年は宮本亜門氏(50)が演出した「トゥーランドット」でミュージカルに初挑戦

 「すごい経験でした。亜門さんに『もっと自由にやっていいんだよ』って言っていただいて、セリフがすごく変わり増えたんです。ボールペンで台本に書き加えていたんだけど、途中から余白がなくなって鉛筆にしました。いつもズボンのポケットに消しゴムを入れて持ち歩いていたほど。亜門さんとの出会いで、表現者として、より成長できたかな」

 −−同じ北海道出身の歌手、松山千春(52)の最新曲「思ひ」のプロモーションビデオにも出演した

 「千春さんにもかわいがっていただいて、『お前には魅力がいっぱいあるんだから、もっともっと輝けるよ』っていつも言ってくださいます」

 −−両親も喜んだ?

 「PVを一緒に見たとき、お母さんが泣いていましたよ。わが子が千春さんの作品に出るとはって。私も泣いちゃいました。ちょうど東京に来ていたんで、家に呼んで上映会をやったんです。姉や妹も呼んで。親孝行ってやってないじゃないですか、作品を通じて伝えられたのがうれしかった。パパも『見たかった』って残念がったので、実家に送ったら感激してました」

 −−来年3月でハロプロから卒業する

 「ここからが本当のスタートだと思ってます。アイドルっていい意味でも悪い意味でも、イメージがあるじゃないですか。“なっち”みたいな。私としても、いつまでハロプロにいるんだろって考えていたから」

 −−これからは脱なっちで、なつみさん?

 「え〜、なつみさんですか(笑)。なっちという言葉も好きだけど、歌手・安倍なつみとして認められるように頑張っていきたいですね」

 −−モー娘。時代の仲間にも既婚者が増え、6歳下の辻希美も子育てに奮闘している

 「子供、かわいいですね。(辻が)自慢したいらしくて、写真をしょっちゅう送ってきますよ」

 −−自分もほしい?

 「そういう質問に持っていく〜(爆笑)。女性として結婚とか、子供も産みたい。いつかはしたいな。双子のパパになったつんく♂さんが言うんですよ、『エエもんやで。早くお母さんになりや』って、急に(笑)」

 偉大な先輩たちとの出会いに恵まれ、より表現者としての意識が高まってきたなっち。もちろん、女の幸せはそればかりじゃない。将来ママになった姿も楽しみだ。


なっちには今以上に輝けるアーティスト(表現者)になってほしいと思っています。