「AKBINGO」が苦情を受ける


小学生が大人を興奮させるAKB48の番組コーナーに苦情(にゅーあきばどっとこむ・18日)

BPO(放送倫理・番組向上機構)に対して、AKB48の番組「AKBINGO!」への苦情が寄せられている。女子小学生にコスプレをさせて大人が興奮するとご褒美がもらえるという内容へのクレームだ。問題になったのは11歳の松井珠理奈さんが出演した場面だ。

このことは「えふすくBlog 2ndSeason」で紹介されている。BPOが1月27日に行った「放送と青少年に関する委員会」の議事録が公開され、その中の議題として「AKBINGO!」が取り上げられている。

問題の番組はAKB48冠番組AKBINGO!」の2008年12月17日放送分で、コスプレをして5人の審査員を萌えさせると食事券がもらえる「ザ・イロ萌えア」というコーナーが槍玉に挙がっている。

このコーナーには、AKB48の東海版「SKE48」に所属する松井珠理奈さんが出演。レディースの格好をして登場した。11歳の小学生とは思えない大人びた雰囲気を出している。また番組では「小学生」であることが強調されている。「えふすくBlog 2ndSeason」ではBPOの議事録を紹介するととともに、番組の内容が分かるムービーを取り上げている。

↓が問題になった珠理奈ちゃんの映像です。

この話題を知ったのは、はてなブックマークの「松井珠理奈に関するエントリー」の中で見つけました。

珠理奈ちゃんの場合は、見たところと実年齢とのギャップが大きいので、番組的に大きなつかみになってしまうのは仕方のないことですが、不快に思える人にはそう映ってしまうんでしょう。

↑の記事の情報源になっているブログ(リンク先参照)では、「これで規制をかけると小学生タレントがテレビに出にくくなる」ということも書かれていて、同感に思いました。

要は、番組制作サイドの制作上のプロセスの問題といえるところが大きいのではないかと思います。


珠理奈は悪くないっ!


ちなみにBPOの議事録を抜粋すると、

1.日本テレビAKBINGO!

アイドルグループが出演する深夜のバラエティー番組について、「深夜時間なので少しは性的な映像もあるとは思うが、小学生にコスプレをさせ、大人がそれを見て、興奮するとご褒美に食事券を与えるというのは不快だった」といった意見が視聴者から寄せられ、VTRを視聴のうえ審議した。委員からは次のような意見が出された。

<委員の主な意見>

・コスプレの衣装はそれほど問題とは思えなかったが、深夜の番組に11歳の少女を出すことが望ましいのか疑問だ。以前、委員会が出した「要望」を見直してほしい。

・11歳の子どもにやらせる演出ではなく、見ていて不快に感じた。テレビ文化の質が下がってしまうことが残念だ。

・ほかのメンバーの年齢は出さず、あえて"11歳"とテロップを出すところが問題だ。幼い少女に興味を示す人を刺激するのではないか。

・11歳の少女を出演させることについて、スタッフも含め社内で検討すべきではなかったか。

以上の審議の結果、幼い少女を番組に出すことについては、2006年10月に公表した「少女を性的対象視する番組に関する要望」を改めて制作者は再確認してほしい旨を議事録にとどめることになった。

ということです。