地元でリニア中央新幹線セミナー&シンポジウム開催
今日の午後に行なわれ、参加してきました。
講演とシンポジウムの2部構成で行なわれました。
第1部の講演は、日経BP社ケンプラッツ編集部記者でリニア問題に詳しい、高槻長尚氏を講師に迎え行なわれました。
独自にJR東海などからデータを収集、解析し、ネットで記事として挙げられているとのことですが、その分析力には驚かされました。
この講演の中で、とかく建設費に目が向けられがちになっているのが現状であるが、問題は開業後の維持と設備更新のコストも語られるべきであるということでした。
動力を起こす電気代、車両費といったものは、ルート延長が長ければ長いほどコストに跳ね返ってくるということです。
そういう点から見ると、Cルートが優位に立つとのことです。
第2部は、駅誘致という視点で、掛川商工会議所の仁科会頭、地元からは加藤学衆議院議員、宮島飯田商工会議所会頭などをパネリストに迎えたシンポジウムが開催されました。
まずは、仁科会頭による、東海道新幹線掛川駅誘致のプロセスについての説明がありました。
それには、政財界のみならず、住民を巻き込んだ誘致活動を紹介されました。
あと、加藤衆議院議員は、リニア中央新幹線は駅の地元の問題だけではなく、周辺地区、県、ひいては国レベルでの合意形成や地域づくりが必要であると言っていました。
これに関しては、同感しました。
リニアは地域活性の起爆剤であるのと同時に、国土軸、東海道新幹線のバイパス機能としての位置づけが必要であると思っています。
ほか、地域住民を巻き込んだ議論を形成することも、地域づくりの観点で必要だと思います。
今回のセミナーに参加して思ったことは、若年層があまりにも少なかったことです。
これからの地域づくりを担うべきである世代こそ、こういったセミナーに参加して、問題意識を高めていくべきではないかと思っています。
そして、今回のセミナーの講師だった高槻氏が所属している日経BP社「ケンプラッツ」のHPでリニアに関する記事が豊富に掲載されています。
リニアに関する基本知識のみならず、専門的な記事や解説が掲載されています。リンクを貼りますので、覗いてみてはいかがでしょうか。