長野県議会がリニア中央新幹線Bルート決議案を可決


県会、リニアBルート念頭決議 飯伊の県議ら反対(信濃毎日新聞)

県会は定例会最終日の9日の本会議で、公共交通対策特別委員会が提出した「地域振興に資するリニア中央新幹線の整備促進に関する決議案」を賛成多数で可決した。事実上、諏訪・伊那谷回りのBルートを念頭に置いた内容。県議会の自発的な意思を示す決議は初めて。県とJR東海のルート協議にも一定の影響を与えそうだ。

 議長を除く54人で採決。JR東海が想定する南アルプス貫通のCルートでの整備を求める声が強い飯田市下伊那郡選出の4氏を含む計17人が反対に回った。

 決議は「より多くの県民が利用でき、地域経済の活性化に大きく寄与するルートや複数駅の実現が望まれている」とする内容。一方、ルートや中間駅をめぐり「(JR東海は)あたかも国の決定のごとく表明を続けている」と批判している。

 望月雄内議長は本会議後の会見で、決議内容について「議会、県民の意思ととらえている」と評価した。ただ、飯田下伊那の議員や、リニア構想そのものに距離を置く会派などに抵抗感が強く、賛成者は約3分の2にとどまる。反対した古田芙士氏(自民党飯田市)は「3分の1が賛成しない決議が県会の総意と言えるのか」と批判した。

ゴリ押しで可決した決議案としかいいようがありません。

飯田市選出議員のコメントにあるように、Bルートが議会の総意なのかというのには疑問を感じます。

政治家主導で動いているとしか思えず、住民の総意を汲み取っているとは思えません。

リニア中央新幹線の持つ意義を根本から考え直さないといけません。