バンクーバーオリンピック 長野県勢の結果


今日は女子のスピードスケート500mが行なわれ、岡崎朋美選手を除く3名が長野県出身選手ということで、ローカルニュースでも注目が集まりました。


五輪スピード:吉井は5位入賞、韓国の李が金 女子五百(毎日新聞)

バンクーバー冬季五輪第5日の16日(日本時間17日)、当地近郊のリッチモンドの「五輪オーバル」でスピードスケート女子五百メートルがあり、吉井小百合(25)=日本電産サンキョー=が5位に入った。日本勢は同種目で4大会連続の入賞。1回目6位の吉井は2回目に38秒43のタイムをマークし、順位を一つ上げた。五輪では自身初の入賞で、18日の得意の千メートルに向けて弾みをつけた。98年長野五輪銅メダリストで5大会連続出場の岡崎朋美(38)=富士急=は16位。小平奈緒(23)=相沢病院=は12位、新谷志保美(30)=竹村製作所=は14位だった。優勝は李相花(イ・サンファ)で韓国女子スピードスケートで初の金メダル。韓国勢は前日の男子五百メートルに続き、短距離種目を制した。

 ◇吉井、千、千五百メートルに手ごたえ 


過去3大会連続で日本人最上位だった岡崎も、この種目の日本記録保持者の小平も上回って、日本勢トップの5位に入賞した吉井。残る千メートル、千五百メートルの計3種目に出場するバンクーバー五輪の初戦で、確かな手応えをつかんだようだ。

 好成績の一因は、スタートを2回とも、まとめられたこと。出だしの100メートルのタイムは、1回目が10秒51で、2回目が10秒55。低い姿勢をキープし、リズムに乗ったことが、中盤以降の安定した滑りにつながった。

 前回06年トリノ五輪には、「自信を持って臨んでいた」という。ところが、五百メートルが9位、千メートルは15位と惨敗。ここから、試行錯誤が始まった。

 本来は短距離選手だが、五百メートルから三千メートルまでの種目に挑戦。そこで得た結論は「五百メートルだけ考えていたら、五百メートルもダメになる」。千メートルの練習で養った持久力は五百メートルのラストの粘りに、五百メートルのスプリント力は他の距離のラストスパートに生きてくる。総合力を高めることで、世界との差を縮めようと必死になっている。

 年明けに、バンクーバー五輪では上位層が五百メートルに比べて薄い、千メートルに重点を置くと決めた吉井。この日の五百メートルには、千メートルの感触を確かめる意味合いもあった。「まだ、千メートルも千五百メートルもある。私のバンクーバーは終わっていない」。18日(日本時間19日)に行われる千メートルのレースから、がぜん目を離せなくなってきた。

 ○…五輪初レースを終えた小平の目は、涙にぬれていた。1回目、2回目ともスピードに乗れないまま、12位という結果に「思っていたより順位もタイムも悪くて悔しい。知らないうちに緊張していたのかもしれない……」。涙の理由は、もう一つ。韓国の李相花が、金メダルを獲得したこと。「日本語、韓国語、英語で、いつも話をしている親友です。韓国語で『よくやった。おめでとう』と言いました」。14年ソチ大会に向け、大きな目標が見つかった。

 ○…李相花が波乱を起こした。1回目は今季ワールドカップ(W杯)8戦中6勝のウォルフと同走となり、0秒06差をつけて先着。2回目もウォルフと同組で、敗れはしたが遅れを0秒02差に抑え、合計タイムで逃げ切った。今季W杯では白星なしの李相花。だが、1月に北海道帯広市での世界スプリント選手権で総合優勝するなど勢いに乗っていた。「2回目のゴールで順位が落ちたとは思わなかった。でも私が金メダルを取ったなんて信じられない」。レース後は、うれし涙を浮かべながら、韓国国旗を手にリンク内を回った。


メダルには手が届きませんでしたが、よく頑張ってくれたと思います。

その中で吉井選手の5位入賞は素晴らしかったですね。

夕方のローカルニュースで、茅野市の吉井選手の地元で応援していたおじいさんが「片手に入ったね」というコメントをしたのを見て、「ああ、そういう言い方もあるんだな」と思い、感動しました。名言です。


そして小平選手ですが、インタビューで悔しい思いをにじませていましたが、まだ1000mがあるので、そこでいい成績を残してほしいと思います。



他、長野県出身の選手でスノーボードクロス藤森由香選手が練習中の転倒の影響で、今日の競技を棄権したという残念なニュースもありました。

インタビューで悔し涙を見せていましたが、次回にはその無念を晴らしてほしいですね。