満蒙開拓歴史展に行って

満蒙開拓団の歴史知ろう 飯田でパネル展示や講演 (信濃毎日新聞)

第2次大戦で旧満州中国東北部)に多くの開拓団を送り出した飯田下伊那地方で、引き揚げなどで苦難に巻き込まれた人たちの体験を後世に伝える「満蒙(まんもう)開拓歴史展」が21日、下伊那郡阿智村中央公民館で始まった。戦後65年の節目として飯田日中友好協会(飯田市)の会員らでつくる「満蒙開拓平和記念館事業準備会」が主催している。

 この日は基調講演があり、中国残留孤児2世の作家城戸久枝さん(34)=横浜市=が「遥(はる)かなる絆(きずな)」と題して父親の体験を紹介。中国では「日本鬼子(日本人の蔑称(べっしょう))」とののしられ、帰国後は言葉と文化の違いに苦労したといい、父親の歩みをたどることで戦争の悲惨さを考えるようになった−とした。

 公民館ロビーでは、満蒙開拓の写真や歴史などをパネル展示。9〜13歳に旧満州に入植した経験を持つ同郡豊丘村の唐沢徳(のぼる)さん(77)は「講演や展示を通じてあらためて平和の大切さを実感した」と話していた。

 22〜27日は同公民館隣接の村コミュニティ館で引き揚げ者ら計18人が旧満州などでの体験を語る。28日は同公民館で上条宏之・県短大学長や岡庭一雄・阿智村長ら4人によるリレー講義がある。パネル展示は29日まで。

今日、その展示を観に行ってきましたが、史実のエッセンスは伝わっていたと思いますが、詳細の展示が少なかったのが残念でした。

忌まわしい歴史を繰り返してはならないという思いの下で企画された展示だと思いますが、史実の背景や史料の展示があれば、もっと印象強く残ったのではないかと思います。

残念ながら、語り部有識者の講義は聴くことは都合でできませんが、興味のある方には是非とも足を運んでほしいと思います。


そして、この史実を後世に残そうということで、再来年度の完成を目指して、阿智村に記念館の建設の準備をしていますが、建設資金を寄付で賄おうとしていますが、目標の5分の1程度だそうです。

皆さんの協力をお願いしたいところです。

私もできる限り協力できればと思っています。