民主党代表選、菅氏が小沢氏を大差で破り再選

民主代表に菅氏再選 党員・サポーター票で小沢氏に大差(朝日新聞)

民主党代表選は14日午後、東京・芝公園のホテルで投開票され、菅直人首相(63)が小沢一郎前幹事長(68)を破り、再選を果たした。菅首相は、ただちに党役員人事と内閣改造に着手する。7月の参院選での敗北でつまずいた政権運営を立て直し、衆参各院で多数派の異なる「ねじれ国会」に臨む態勢を整えることが急務となる。


 代表選では、「脱小沢」路線を掲げる菅首相と、党内融和を重視する小沢氏の党運営への姿勢に違いが際立った。


 財源論や外交・安保などの政策でも激しい論争が交わされ、全体の約3分の2を占める国会議員票の奪い合いなどで両陣営の運動は過熱した。


 このため、党内外で代表選後のしこりを懸念する声が上がっている。菅首相がこれからも「脱小沢」の姿勢を貫けば巨大な「党内野党」勢力を抱えることになり、今後の人事で小沢氏やその周辺の議員をどこまで登用するかが注目される。

菅さんが当選したことで、政局がこじれることは最小限に留めたのではないでしょうか。

小沢さんが当選となったら、政策実行力を行使する前に「政治とカネ」の問題の追及への対応に時間や労力が費やされ、政権運営に滞りが生じ、かえってマイナスになってしまうと思います。

小沢さんの「政治とカネ」問題に決着がつかない限り、国民は小沢さんがトップに立つことを良しとしないのではないでしょうか。

その点から、党員やサポーター票で小沢さんは菅さんに大きく水を空けられたと思います。

小沢さんは自らの足元を国民に見透かされた結果が今回の結末に至ったのではないでしょうか。

今後は菅さんの小沢さんへの処遇をどのようにするかに注目ですね。