上原美優さんの自殺に思う

上原美優さん、恋人が離れた間に…首つり(日刊スポーツ)

 大家族貧乏アイドルとしてブレークしたタレントの上原美優(うえはら・みゆ)さん(本名・藤崎睦美=ふじさき・むつみ)が12日未明、東京都目黒区の自宅マンションで首をつっているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。24歳だった。警視庁では自殺とみている。亡くなる前日は父親に「(亡くなった)お母さんのところに行きたい」と電話。ブログに恋愛の悩みをつづるなど、精神的に不安定な状態だったとみられる。


 警視庁の調べによると、上原さんは12日午前2時過ぎ、自宅のドア付近にベルトとスカーフをかけ、首をつっているのを交際中の一般男性Aさん(26)に発見された。救急搬送されたが、同日午前3時37分に、搬送先の病院で死亡が確認された。事件性はなく自殺とみられている。


 所属事務所によると、上原さんは10、11日はオフだった。11日夜、Aさんは上原さんと一緒だった。上原さんから「1人になりたいから、2時間ほど席を外してほしい」と言われたという。Aさんは上原さんの自宅を出て約束の2時間後の12日午前2時過ぎ、外から電話した。その際に電話がつながらなかったことから異変に気付き現場に駆け付けたという。


 鹿児島・種子島出身。10人きょうだいの末っ子として生まれ、大家族貧乏アイドルとしてブレークした。現在レギュラー番組はテレビ、ラジオで4、5本の仕事を抱えていた。亡くなった12日も、仕事が2本入っていたという。事務所では「週に1〜3日休みがあり、きついスケジュールではなく、いいリズムで仕事ができていたはず」と説明するなど、仕事は順調だった。


 一方、精神的には不安定な面があった。20歳の時、恋人に振られ、自殺未遂した。昨年3月に母親が死去。事務所によると、「お母さんのために」と芸能界で頑張ってきたことから、落ち込んでいたという。3月11日に東日本大震災が発生。事務所では、震災が不安定な精神状態にさらに拍車をかけたものとみている。


 亡くなる直前は不安定な精神状態だった。最後に更新した10日付のブログでは「恋多き女だった私が、恋の仕方も、恋愛の仕方も、リアルにわかんなくなってる。てか完全に焦ってるな私」などと、恋愛に悩む胸中をつづっていた。事務所は「交際は知っていたが、結婚の報告はなかった。亡くなる直前も別れ話などはなかったと聞いています」と、恋愛関係のもつれは否定している。


 上原さんの父親によると、自殺を図る前日の午前11時半ごろ父親と電話で話し「種子島に帰りたい」「お母さんのところに行きたい」などと訴えたという。その後、同日午後10時ごろに再度話した際には「もう大丈夫。仕事に行くから」と話していたという。現場からは遺書のようなものが見つかったが、殴り書きの状態で解読できないという。


 種子島に住む上原さんの父親は憔悴(しょうすい)しきっていて、上京できる状態ではないという。そのため通夜及び葬儀・告別式の日程は未定だが、種子島で営まれることが決まった。上原さんは荼毘(だび)に付されることなく、無言の帰宅をする。

昨日の朝のテレビの速報で知り、驚きました。

ただ、あまりにも早すぎる死に残念でなりません。


自殺のニュースを見聞きするたびに思うのは、自殺の前触れ(シグナル)に気づかなかったことを悔やむことです。

上原さんの自殺に関しては、別の記事で見ましたが、眞鍋かをりさんが上原さんから相談を持ちかけられたそうで、眞鍋さんは会う都合がつかなかったそうで、その後こうなってしまったことを悔やんでるということです。

それもそうですが、命を粗末にしてしまうことについても残念に思います。

東日本大震災で、命の有難さへの認識を新たにしましたが、もっとたくましさがあってもよかったのかなとも思います。


他に気になり、私も同感に思ったことがあります。

上の記事文に書かれていた、東日本大震災が精神状況をさらに不安定にさせたということです。

実を言うと、私も震災後しばらくは精神的に滅入ってしまいました。

今は大丈夫ですが、震災のニュースを見るたびに気持ちが沈み、心が痛む日々が続きました。

そのことを病院で相談しましたが、それは自然の感情だと言って、気持ちが落ち着きました。


上原さんに寄り添っていてあげられる人がいなかったことを残念に思います。


心よりご冥福をお祈りします。