リニア中央新幹線開通後も飯田線は存続へ

飯田線将来も存続 リニア計画でJR東海側が明示(中日新聞・長野)

 リニア中央新幹線計画で24日、伊那市で行われたJR東海と上伊那地域の首長らとの意見交換。白鳥孝市長は中南信地域の5つの期成同盟会の代表者とJR東海、県が県内の交通問題について話し合う場の設置を提案した。中間駅の位置に関する発言はなかったものの、JR東海は将来的にも飯田線を存続させる考えを明らかにした。

 意見交換には、白鳥市長や杉本幸治駒ケ根市長ら17人、JR東海は宇野護東海道新幹線21世紀対策本部長らが出席した。

 白鳥市長は会合後に「今後も話し合う場を設けてほしいと要望し、JRや県から前向きな回答を得た」と説明。「これまでは各期成同盟会単位で進んできたが、新たな話し合いの場ができれば県全体で課題に対処できる」と述べた。

 飯田線に関しては「JR東海からは絶対に存続させるという話があった。利便性向上に向けて取り組む考えも聞くことができてとてもうれしかった」と評価。中間駅については、中央自動車道も含めアクセスしやすい場所への設置を求めたという。

 宇野本部長は「ダイヤや中央東線との接続など飯田線に関する話が多かった。高速、複線化などハード面での大幅な改良は難しいが、可能な事は対処していきたいと答えた」と述べた。

 県交通政策課の小林透課長は話し合いの場について「どういう枠組みにしていくか今後調整したい」と語った。


飯田線が存続するのは当然の話だとは思います。

あとは、今の形での存続か、スピードアップを含めた線の改良かになりますが、飯田線の個性を失わないことを念頭に考えてほしいと思います。