立川談志師匠のお別れの会が開かれる

談志さんお別れの会、ビートたけしさんら参列(朝日新聞)

11月21日に喉頭(こうとう)がんで75歳で亡くなった落語立川流家元立川談志さんの「お別れの会」が21日、東京都内で開かれた。

 会場には遺影が飾られ、談志さんの高座姿がビデオ上映された。石原慎太郎東京都知事の弔辞で開会。山藤章二立川流顧問は「ピカソの軌跡に重なり、十分に変貌(へんぼう)を遂げた。天の上でもクリエーティブしていると思う」とあいさつした。談志さんの遺言によってデキシーキングスが「ザッツ・ア・プレンティー」を演奏し、談志さん自身が「芸術の神が舞い降りた」と述懐した2007年12月の「芝浜」のビデオも上映された。

 三遊亭円歌落語協会最高顧問、桂歌丸落語芸術協会会長ら、多数の落語家が出席。ビートたけしさん、中村勘三郎さん、久米宏さんらも姿を見せて故人の幅広い交友をうかがわせた。

 午後からは一般のファンの献花式が開かれた。

最初にこの訃報を聴いたときには、驚きを隠せませんでした。

もうあの名調子が生で聴けないんだと思い、もう一度聴きたかったと思いました。

その思いがかなえられなかったのが悔やまれてなりません。


自分が談志師匠の落語の中で印象的だったのが、数年前に地元で開かれた落語会で生で聴いた「芝浜」でした。

落語と言えば笑いがつきものですが、談志師匠のそれは、感動して目頭が熱くなるものでした。

自分が今まで聴いてきた落語の中で一番だと思います。

あの感動をもう一度感じたかったですね。


そんな思いが叶うイベントが東京で来月に開催されるそうです。

談志さん、甦る伝説の「芝浜」1・31上映会 (サンケイスポーツ)

喉頭がんのため先月21日に死去した落語家、立川談志さん(享年75)の追悼上映会「談志 The Movie」が、来年1月31日に東京・有楽町のよみうりホールで行われることが12日、分かった。

 上映演目は、談志さんの十八番である古典落語「芝浜」。2007年12月18日に同所で行った際、収録した映像で、談志さん自ら「芸術の神が舞い降りた」と語り、伝説となった一席だ。

 談志さんの長男で所属事務所社長の松岡慎太郎氏(45)によると、談志さんの死後、事務所には「あの芝浜を見たい」という声が多数寄せられたため、「ファンの方はもちろん、談志の落語を聞いたことがない若い方にも聞いてほしい」と急きょ上映会を企画。

 この「芝浜」の映像は昨年12月に1度上映されたが、今回はスクリーンに合わせてカット割などを再編集した特別編として初披露する。

 上映会は昼夜2部構成で、開口一番を談志さんの最後の弟子である立川談吉(29)が務め、昼の部は立川談笑(46)、夜の部は立川志らく(48)が師匠との思い出話とともに一席演じる。

 談志さんが当時、上演後に「一期一会、いい夜をありがとうございました」と珍しく言葉少なにあいさつしていたことを振り返った慎太郎氏は、「スゴイものができたという達成感に、談志も観客も放心状態になっていた。ぜひその作品を大きなスクリーンで体感してほしい」と話している。


そして、動画検索したら、談志師匠の芝浜があったのでアップしておきます(5分割されています)。

それまではこの動画で楽しみたいと思います。



また、談志師匠が好きな曲で、上の記事にもある「ザッツ・ア・プレンティ」もアップしておきます。