大雪の影響甚大に

長野県内は今日も大雪の影響で各地で地区の孤立や車の立往生などが発生しています。


集落孤立しヘリで救助(NHKニュース・信州のニュース・動画あり)

大雪のため一時、全世帯で停電となった根羽村では、孤立した一部の地区の3世帯9人を県の防災ヘリで救助しました。
根羽村では大雪による倒木で電線が切れ、一時村内の全世帯およそ400戸が停電しいまも一部で続いています。
このうち、池之平地区は大雪で地区への村道が閉ざされ孤立したため、地区の3世帯9人の救助を県に要請しました。
9人は16日午後1時すぎ、県の防災へリで救助され、村の老人福祉センターに避難しました。
9人は疲れた表情でしたが、村の職員に健康状態を話すなど避難ができて安心している様子でした。避難した70代の女性は「家は停電してしまったり家のまわりの木が折れるなど本当に大変だった。きのうは家族や隣どうし励まし合いながら過ごしました。1日でも早く家に帰りたい」と話していました。


大雪で800台以上立往生か(NHKニュース・信州のニュース・動画あり)

長野県では大雪の影響で長野県と群馬県の境の碓氷峠を通る国道18号線などで少なくとも800台から900台がいまも動けない状況が続いていて、国などが食料やガソリンなどを配って対応を進めています。
国土交通省野国道事務所によりますと、このうち長野県と群馬県を結ぶ国道18号線では大雪のため、15日未明から県境の碓氷峠などで車が動けない状況が続いていて、少なくとも400台から500台が動けない状況が続いています。
軽井沢町ではトラックや観光バスなどが立ち往生していて、車のまわりや上に積もった雪をおろしながら車が動くのを待っている人の姿がみられました。
消防によりますと16日午前1時ごろ軽井沢町塩沢で立ち往生している車に乗っていた46歳の男性が首の痛みを訴えて近くの病院に搬送されたということです。
国道事務所では除雪車を出して作業を急ぐとともに、立ち往生している人たちに非常食や水、ガソリンなどを配っているということです。
このほか、長野県と山梨県を結ぶ国道20号線でも茅野市から富士見町までの間が除雪作業のため通行止めになっていて、300台から400台の車が立ち往生しているということです。


新幹線運転再開も交通影響続く(NHKニュース・信州のニュース・動画あり)

(午後7時現在)
長野新幹線は午前11時から運転を見合わせていましたが、午後6時までに上下線とも運転を再開しました。
17日は始発から通常通り運転するということです。
JR中央線の▼特急「スーパーあずさ」と「あずさ」は16日も終日運休し、17日も終日運休の予定です。
▼「ワイドビューしなの」は16日も終日運休し、17日は一部の列車をのぞき運転を再開するということです。
普通列車は、飯山線大糸線信越線の全線で運転を再開しています。
▼中央線の茅野駅山梨県小淵沢駅の間と、塩尻駅木曽福島駅の間、▼飯田線辰野駅静岡県中部天竜駅の間、▼小海線のすべての区間で終日、運休しています。
高速道路は中央自動車道の一部に続き、16日、新たに上信越自動車道の長野インターチェンジ信濃町インターチェンジの間で通行止めが解除されましたが、そのほかのほとんどの区間で通行止めが続いています。


松本・飯田 除雪に追われる(NHKニュース・信州のニュース・動画あり)

15日までの積雪が最大75センチと観測史上2番目に多くなった松本市では除雪作業の人手が足りず、市の要請を受けて重機を持つ造園業者も出て除雪に追われています。
記録的な大雪となった松本市ではふだん除雪を依頼している土木業者90社あまりだけでは除雪作業が追いつかず、重機を持っている造園業者など30社あまりにも除雪を要請しました。
このうち市役所北側の住宅地の幅3メートルほどの道路ではけさ8時から造園業者の従業員2人が作業にあたり、小型のショベルカーで道路の雪を集め、トラックに積み込んでいました。
造園業者の柳沢良洋社長は「除雪作業の要請がくるのは十数年ぶりだ。大変だが住民のためにがんばりたい」と話していました。
松本市によりますと造園業者などに除雪を要請するのは、最大で39センチの積雪を観測した平成15年1月以来11年ぶりだと言うことです。
また、市の雪捨て場1か所がすでに満杯になったということで市では雪捨て場を3か所から5か所に増やして対応していますが、新たに増やした雪捨て場にも雪を捨てに来た多くのトラックや乗用車が列を作っていました。
雪を捨てに来た61歳の男性は「雪捨て場はどこも混み合っている。こんなことはめったにない」と話していました。

記録的な大雪となった飯田市では、市から要請を受けた建設業者が午前中から除雪車やショベルカーなどで作業に追われています。
積雪が一時81センチと観測を始めてから最も多くなった飯田市では中心部の商店街で15日までに積もった雪が車によって押し固めれ滑りやすくなったり、雪かきで集められた雪の山がところどころにあり、通行に影響が出ています。商店街の道路では建設業者が除雪車やショベルカーで作業に追われていました。
また、市内では商店街のアーケードの屋根が雪の重みで曲がるなどの被害が出ていてこのうち伝馬町の商店街ではアーケードの屋根を支える支柱が折れて屋根がくの字に大きく折れ曲がっていました。

今回の大雪は市民生活に大きな影響を及ぼしました。

身近なところでは、父の弟の家は停電をしているそうで、雪も多いそうです。

地元の飯田は東京や長野市方面は高速バスやJRは不通ですが、名古屋方面は飯田インターまで規制はあるものの通行できる状況になり、県内の他地方に比べると交通に関しては状況はいい方です。


湿った重い雪や雪崩に注意(NHKニュース・信州のニュース)

NHKが警察や消防に取材したところ、この大雪の影響と見られるスリップや除雪中の事故などが相次ぎ、16日午後5時までに原村で1人が死亡したほか、あわせて88人がけがをしました。
気象台は、雪が多く残っていることから湿った重い雪による建物の被害、雪崩などに十分注意するよう呼びかけています。

父の実家にあるビニールハウスも雪の重みによって被害を受けたそうです。

地元飯田市からメールが入り、通勤通学は時間に余裕を持つようにということや時差出勤、歩行中の転倒や屋根からの落雪に注意するようにと呼びかけられていました。

明日は地元では予想最低気温が氷点下6℃ということで、路面の凍結が予想されるので、車の運転や歩行にも注意してほしいと思います。