今日の気になる@ソチ

今日は、フィギュアスケート女子フリーとスキーフリースタイル女子ハーフパイプについてです。


浅田真央 メダル獲得ならず6位(NHKニュース・動画あり)

ソチオリンピックフィギュアスケート女子シングルは20日、後半のフリーが行われ、浅田真央選手は自己ベストを更新する演技を見せましたが、前半のショートプログラムと合わせた得点で6位にとどまり、2大会連続のメダル獲得はなりませんでした。

浅田選手は後半のフリーに6種類ある3回転ジャンプをすべて盛り込み、ジャンプにミスが続いた前半のショートプログラム16位からの巻き返しを図りました。
冒頭の3回転半ジャンプ=トリプルアクセルを決めた浅田選手は、残りの3回転ジャンプも大きなミスなく飛びました。
また表現力でも高い評価を受けて、フリーでは自己ベストを更新する142.71の高得点でショートプログラムと合わせた得点を198.22としましたが6位にとどまり、2大会連続のメダルを逃しました。
このほかの日本選手では、鈴木明子選手が186.32で8位に入り、2大会連続の入賞。
初出場の村上佳菜子選手は170.98で12位でした。
金メダルはフリーでトップとなる149.95点をマークしたロシアのアデリナ・ソトニコワ選手でこの種目、ロシアに初めての金メダルをもたらしました。
銀メダルはショートプログラムでトップに立っていた韓国のキム・ヨナ選手。
キム選手は2大会連続の金メダルはなりませんでした。
銅メダルはイタリアのカロリーナ・コストナー選手でした。


私なりの恩返しできた

浅田真央選手は後半のフリーの得点で自己ベストを更新したことについて、「ショートプログラムの演技は、残念で悔しくて、取り返しのつかないことをしてしまった。フリーの演技ではこれが自分がやろうと思っていた構成で、それができてよかった」と振り返りました。
そして、「今までたくさんの人に支えてもらったので、私なりの恩返しはできたと思います」と笑顔を見せながら話していました。


まずはほっとしている
鈴木明子選手は「できなかったこともあるが、最後まで諦めずにできたので、まずはほっとしています。足に痛みがあったが、リンクに立ったときには何も感じなかった。病気で滑れなかった時期を考えたら、それだけで幸せだなと思いました」と晴れ晴れとした表情で話していました。


悔いの残る演技だった

19歳の村上佳菜子選手は、「自分が望んでいた演技をできず、オリンピックはふだん感じないプレッシャーを感じるのだと思った。この舞台で一番いい演技をしたかったが、ショートプログラムもフリーも悔いの残る演技だった」と初めてのオリンピックを振り返りました。
そして、4年後のオリンピックについては、「終わったばかりなのでまだ分からないが、リベンジしたいし、できたらいいと思う」と話していました。

浅田真央選手は会心の滑りを見せましたが、ショートプログラムでの不調が響き、6位入賞に止まりました。




スキー・ハーフパイプ 小野塚が銅メダル(NHKニュース・動画あり)

ソチオリンピックの新種目、スキー、フリースタイル女子ハーフパイプ小野塚彩那選手が銅メダルを獲得しました。

今大会から新種目のスキー、フリースタイルのハーフパイプは、半円筒形のコースを滑りながら、ジャンプや回転などの技の難度を得点で競うもので、選手は2回滑っていい方の得点が採用されます。
決勝は11人が出場し、予選を4位で通過した小野塚選手は1回目、高さがあるジャンプを決めるなど大きなミスもなく79.00の得点を出し、3位につけます。
2回目では、持ち味のジャンプに加え完成度の高い回転技を着実に決め、1回目の得点を上回る83.20で銅メダルを獲得しました。
このほかの日本選手は、三星マナミ選手が予選23位で敗退しました。
また、金メダルはアメリカのマディー・ボーマン選手、銀メダルはフランスのマリー・マルティノ選手でした。
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「メダル信じられない」
銅メダルを獲得した小野塚彩那選手は、「ぎりぎりのところでやっていて、最後までどうなるか分からなかったのでメダルを取れたことが信じられないです。決勝では、集中して自分の滑りができるように努めました」と笑顔を見せながら話していました。


エアの高さは世界有数
スキー、フリースタイル、ハーフパイプ小野塚彩那選手は、新潟県出身の25歳。
アルペンから転向して初めてのオリンピック出場をつかみました。
スピードを生かした世界でも有数の高さのあるエアが持ち味で、去年からは、空中での感覚を身につけるためにトランポリンの練習を取り入れるなどして、技術を高めてきました。
去年3月の世界選手権に初出場して銅メダルを獲得し、今シーズンも先月のワールドカップで2位に入るなど、この種目の日本の第一人者です。
また、アルペンの選手だった2010年には、全日本学生スキー選手権の女子大回転で優勝しています。

ダイジェスト映像で見ましたが、エアの高さのすごさが印象的でした。

もう一人この種目に出場した地元長野県野沢温泉村在住の三星マナミ選手は予選敗退という残念な結果となってしまいました。しかし、そんな中でもインタビューでは笑顔を見せていたのが印象に残りました。