今日の気になる

今日は、サッカー日本代表本田圭佑選手が気になる。


本田の先制弾、次戦へ希望(中日新聞)

からしたたる雨をぬぐい、顔を上げた。試合後、本田圭佑はサポーターの元に向かい拍手を送ると、静かにピッチを後にした。二大会連続で初戦に得点を挙げたが、チームは一次リーグ敗退の危機に追い込まれた。約三十メートルの取材通路を口を固く結んだまま、いつもより速足で通りすぎた。


 「初戦で勝つのが一番だけど、だいたいそんなふうにいかないというのが今までの人生経験としてある」と試合三日前に話していた。挫折の多い二十八年間。中学時代に所属したJリーグの下部組織では高校年代に昇格できなかった。期待された二〇〇八年の北京五輪では過激な発言が監督批判ととられ、周囲から責め立てられた。


 Jリーグの名古屋グランパスに所属していた十代のころ。「気の弱さは体から出ていた」と元職員の岩切美紀さん(34)は思い出す。本田は調子がよくないと、無口になり、試合前によく熱を出したという。当時、岩切さんは本田に英語の指導を頼まれ、月に数回、愛知県日進市の自宅を訪ねた。


 3LDKのマンションにはいつも本田の甲高い声が響いた。「何度でも、何度でも、何度でも」「一万回だめで、へとへとになっても 一万一回目は」。本田が歌った曲は「ドリームズ・カム・トゥルー」の「何度でも」。夢はかなうという意味を持つ歌手グループの代表曲に自らの人生を重ねた。


 小学生で掲げた「W杯優勝」の夢がある。敗戦のホイッスルは次戦の始まり。アフリカの雄にたたきのめされたピッチから必ずはい上がる。

先日放送された「プロフェッショナル仕事の流儀」(NHK総合)でも、苦しい時代が多かったことを話され、そんな自分と闘ってきたからこそ、今の本田選手があるんだなと感じました。

昨日の敗戦は辛いものがあると思いますが、本田選手を始め日本代表の選手には「決してあきらめない」、「自分と仲間を信じる」という思いを持って、次戦以降の試合に臨んでほしいなと思います。