またも食品偽装‼

こちら↓
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/08/15/02.html(「白い恋人」に失望…消費期限改ざん)

北海道土産として知られる菓子「白い恋人」の出荷をめぐり、札幌市の菓子会社「石屋製菓」(石水勲社長)は14日、賞味期限を偽っていたとして自主回収を始めた。また、本社工場(西区宮の沢)で製造したアイスクリームとバウムクーヘンから、それぞれ大腸菌群と黄色ブドウ球菌が検出されたと発表。6月末と7月末に検出されながら、保健所に報告せず隠ぺいしていた。

 食品業界で、またしても消費者への裏切り行為が発覚した。

 石屋製菓石水勲社長は14日夜に会見し、隠ぺいや賞味期限偽装は、同社の統括部長の指示だったことを明らかにした。社長には知らされていなかったとしている。その上で「白い恋人の人気でこれまで順風満帆だった。わたしも含め、社内が増長していた」と消え入るような声で謝罪を繰り返した。記者会見に同席し、隠ぺいや改ざんの指示を認めた伊藤道行統括部長は「魔が差した。安易な判断だった」と自らの責任を認めた。

 自主回収する白い恋人の対象品は28枚入りの缶が2つ入った「商品番号A―9」で、賞味期限が「平成19年8月31日」「平成19年9月30日」のいずれかが記載されている商品。30周年キャンペーン限定商品4328個を一般商品として再包装する時に、本来の賞味期限を1カ月延ばしたという。

 また、アイスクリームは「雪だるま君アイスクリーム」(11種類)「カップアイスクリーム」(同)「ミルキーロッキー」(2種類)の計24種類。バウムクーヘンは賞味期限が9月14日までの商品177個。自主検査で6月30日にアイスから大腸菌群を、7月28日にはバウムクーヘンから黄色ブドウ球菌を検出した。いずれも食中毒の原因となる恐れがある。

 ミートホープの食肉偽装事件で揺れた北海道で、またも発覚した食の安全をないがしろにする偽装行為と隠ぺい。新千歳空港の土産物店や札幌市内の百貨店4店からは、「白い恋人」を含むすべての同社製品が撤去されることになった。

 伊藤部長は賞味期限を改ざんした白い恋人について「(改ざんしても)まだもつだろうと判断した」と話した。6月末に大腸菌群が検出されたときはミートホープによる食肉偽装事件が発覚した直後だったが、保健所に報告しなかった。

 サッカーJ2リーグ、コンサドーレ札幌のスポンサーの石屋製菓の不祥事にチームへの影響が懸念される。

北海道旅行での定番みやげの偽装行為です。

いったい、企業倫理というのはどうなっているのでしょうか。

上層部の軽い気持ちが、このような大事件につながり、下で一生懸命になって仕事をしている従業員の皆さんがかわいそうです。

今が稼ぎ時なのに、これでは大損失ですね。

一日でも早い信頼回復が望まれます。


これを受けて、さらに↓

http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20070815016.html(白い恋人石屋製菓商品撤去)

北海道の土産として知られる石屋製菓(札幌市)の菓子「白い恋人」で賞味期限を改ざんしたり、同社のアイスクリームから大腸菌群が検出された問題で、新千歳空港の土産物店や札幌市の百貨店は15日、店頭から同社製品を撤去した。同社には問い合わせや苦情の電話が殺到した。

 帰省客で込み合う新千歳空港。普段なら目を引く「白い恋人」の看板はほとんどの土産物店から姿を消した。福島県いわき市の会社員川中誠さん(33)は「お土産に白い恋人を買おうと思っていたが、やめた」と残念そうに話した。土産物店の男性店員は「白い恋人は店で一番の売り上げだったので、大打撃だ」と今後の影響を懸念していた。

 丸井今井など札幌市内の百貨店でも商品を撤去。観光地としても有名な同社工場「白い恋人パーク」(札幌市)で働く女性は「自分が売っているものでこんなことになるとは。仕事への自信がなくなった」とうつむき加減で話した。

 札幌市と北海道は同日午後、問題の商品を製造していた同社本社工場(西区宮の沢)を食品衛生法などに基づき合同で立ち入り検査した。違反が裏付けられれば、営業停止などの行政処分を検討する。

おみやげで買おうと思っていた方には残念な話です。