リニア中央新幹線建設促進に向け


リニアは諏訪・伊那谷回りで 沿線の促進大会で訴え(信濃毎日新聞)

リニア中央新幹線計画の推進を訴える沿線9都府県の経済団体による連合会は27日、三重県亀山市で本年度総会と早期建設促進大会を開いた。長野県の経済団体でつくる協議会の加藤久雄会長(県商工会議所連合会長)は、諏訪・伊那谷回りのBルートでの建設を主張し、中間駅については「1県1駅に限らず可能な限り設置するのが望ましい」と訴えた。

 総会では、来年の次期大会を諏訪地域で開くことを決定。その後の大会で次期開催地代表としてあいさつした加藤氏は「リニアは大都市間を結ぶ大動脈だが、大都市と地方を結ぶ“小動脈”の役割もある」と述べ、地域振興の観点を重視するよう求めた。

 JR東海が想定する、南アルプスを貫く「直線ルート」を支持する動きもある飯田下伊那地方からは、宮島八束・飯田商工会議所会頭らが出席。取材に対し宮島会頭は「ルートの考えにはずれがあるが、『1県に2駅でも』という訴えは、県全体に配慮した発言として評価したい」と話した。

 大会では、国に次期調査の早急な指示を求めるなどの決議を採択。連合会の岡田邦彦会長(愛知県商工会議所連合会長)は記者会見で、ルート問題について「経済団体としては口は出さないが、大いに議論をして賢明な判断をしてほしい」と述べた。

 大会には9都府県から約1300人が参加。県内からは諏訪、飯伊、上伊那を中心に、地元三重県に次いで多い約140人が出席した。


可能な限りの駅の設置となると、リニアの命のスピードが損なわれるのではないかと思います。

中間駅の設置は最小限が望ましいと考えます。